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感覚過敏に関する記事

マスクをつけられない意思表示カード 利用者の声の画像

感覚過敏がある人の中には、マスクの肌触りやニオイが苦手でマスクをつけることが難しい人がいます。着用できる人でも長時間は苦しいという人もいます。

マスク着用がルールになっている場所や施設も多いので、みなさん、つけられるマスクを探して何種類も購入して試してみたり、ハンドメイドのマスクでつけられる素材や大きさなどを探している方もいます。

それでも、やはりマスクをつけると強い痛みや頭痛・吐き気などを感じる人もいます。マスクをつけられない場合、人ごみを避け、電車やバスも避けるなど注意をしながら生活している人が多いですが、それでも、このwithコロナ時代が長く続く場合、マスクをつけられないことで、学校や職場にも行けないような問題も発生します。

感覚過敏研究所では、感覚過敏でマスクやフェイスシールドがつけられない意思表示カード を作成しています。

たくさんの方から反響をいただき、新聞やテレビでも紹介いただけるようになって、少しずつ、感覚過敏を知ってもらう機会が増えてきています。

カード ご利用者の声

マスクつけられないカードの使用例
学校にカードを見せて、マスクなしでの登校を許可いただきました。学校では理解いただけたので、校内でのカードの掲示は必要なくなりましたが、登校時のトラブルを避けるためにバッグにつけています。
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首にぶら下げることは触覚過敏があり難しかったので、ウエストからリール付きのホルダーに入れています。必要な時は、リールを引き出して見せることができます。外出の時は、マスクを頑張るかカードにするか聞くとカード にしたいと言います。
ヘルプマークと一緒に「マスクがつけられません意思表示カード」をご利用されています。
ヘルプカード と並べてバッグにつけています。裏には感覚過敏でマスクをつけられない理由などを手書きで説明そした文章を入れています。
名札にマスクが苦手ですカード を入れている画像
小学生用の名札(外寸:縦83×横45mm)に使用。70%に縮小して印刷するとサイズがぴったりでした。
フェイスシールドをつけられる場合は、マスクがつけられない意思表示カードをフェイスシールドに貼り付けていらっしゃる方も
マスクが苦手。自分でつけられるフェイスシールドを自作しました。「マスクが苦手」であることを見やすい位置につけています。
ネームホルダーに入れて首からさげたり、バッグにつけたりしています。

カード をご利用している写真や感想の投稿をお待ちしています。 SNSで #感覚過敏 または #感覚過敏研究所 で探しにいきます!

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加藤 路瑛

株式会社クリスタルロード代表取締役社長。感覚過敏研究所・所長。食べることが苦手で給食を避けるために中学受験を決意。食べ物のにおい、味、舌触り、見た目などで気分が悪くなることが多い。レストランやカフェでの打ち合わせに困っている。教室や雑踏での騒しい声が苦手で頭痛や体調不良を起こす。衣服の重さに敏感。12歳で起業し、株式会社という箱を持っているならば、自分の困りごとを解決することで人の役に立てるのではないかと、感覚過敏研究所を立ち上げる。感覚過敏の困りごとを解消する商品やサービスを企画しながら、最終的にはテクノロジーでの解決を目指している。

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