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感覚過敏に関する記事

感覚過敏研究所サポーターのうさ耳です。私は特に聴覚過敏がひどく困っていましたが、「イヤーマフ」の存在を知り、使用することで、快適にすごせるようになったので、今回はイヤーマフの使用感についてレポートします。

イヤーマフとは

イヤーマフとは、耳全体を覆うタイプの防音保護具です。イヤーマフは、もともと工事現場や飛行場、射撃、モータースポーツなどの騒音が大きい場所で、それらの仕事に携わる人の耳を守る道具として使用されてきました。

近年では、防音効果が高いことから、一般の方にも広まってきており、特に大きな音が苦手な方にとっては、音から自分を守るツールの一つとなっています。

LITALICO発達ナビ:https://h-navi.jp/column/article/35025513

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聴覚過敏という言葉も知らない高校時代


高校時代。私は試験の度に周囲の「鉛筆の音」が気になっていましたが、当時「聴覚過敏」を知らない私は、みんな同じように感じているのだろうと思い、不快感に耐えていました。高校3年になると、廊下で模試を受ける同級生がいました。

「音が気になって実力が出ない」

との理由からでした。私も含め周りは「いいな。でもセンター試験当日は逆に苦痛だよね。」そう言っていました。今の私からみれば、何も知らず、ひどいことを言ったことを後悔しています。また、周囲の批判にも耐え、受験も無事合格した彼のメンタルの強さも大人になった今、感じています。

イヤーマフの使用感

聴覚過敏とわかってから数多くのイヤーマフを使用してきた私がこれまで使用したイヤマフを紹介したいと思います!

3M PELTOR(ペルター) イヤーマフ H540A

3M PELTOR イヤーマフ H540A

・遮音値NRR30dB
・最強の防音効果。
・近隣の解体工事も対応できる。
・圧迫感がきつい。
・睡眠時にはむかない。
・長期間使用で、金具も変形。

3M PELTOR(ペルター) 防音用 イヤーマフ ヘッドバンド式 H510A-401-GU 

3M PELTOR 防音用 イヤーマフ ヘッドバンド式 H510A-401-GU 

・軽量、薄型の180g。
・軽さ、コストで購入。
・イヤホンと併用したり、睡眠時もつけていた時期もある。

3M PELTOR(ペルター) 防音用イヤーマフ H520F

3M PELTOR(ペルター) 防音用イヤーマフ H520F

「F」はFolding(折り重なること)のF。 重量:約230g カラー:モスグリーン 深緑 サイズ:フリーサイズ タイプ:折畳式ヘッドバンド 遮音値:NRR:25dB SNR:31dB メーカー:ペルター(PELTOR) ペルター イヤーマフ H520F (遮音値NRR25dB)

・高価格。
・遮音性は最高レベル。
・移動時に便利。
・大騒音も小声の会話も防げるのでよかった。
・折りたたむときと、出すときが少し大変。
・金属部の変形がはやい。
・フィット感がよいと聞き購入したが、個人的には「圧迫」「重さ」「蒸れ」をひどく感じた。

 

メーカー不明

防音イヤーマフ
メーカー不明

 

・格安で購入。
・頭の当たるクッション部はよいが、防音効果があまりない。
・2000円を切る価格。

3M PELTOR(ペルター)イヤーマフ X4

3M PELTOR(ペルター)イヤーマフ X4

・今までの金具部分の変形がない。
・そこそこ防げるが、音域が限れている。
・軽量、頭部が少し気になる。圧迫感はやはり強め。
・このタイプのx5のほうが遮音性はあるが、x5は圧迫感と幅が気になる。

イヤーマフと眼鏡は相性が悪い

眼鏡はイヤーマフと仲が悪くて、メガネの耳の部分がイヤーマフに圧迫されて痛いです。ですので、イアーマフをつけるときは、コンタクトにすることも少なくありません。また、イヤーマフではなく、耳栓にしたり、イヤホンで好きな音楽を小さく聞いてる時もあります。

イヤーマフの圧迫感やイヤーマフの効果

イヤマフは圧迫感が大きいですが、感じ方は人それぞれです。イヤーマフの圧迫感が苦手だとおっしゃる方もいます。また、遮音効果の感じ方も人により異なります。

また、歩きスマホのように歩行時、運転時などの着用は危険です。危険は避けつつ、自分を守るようにするとよいと思います。

現在は、ネットでイヤーマフも購入できます。決して低価格ではないので、気軽に購入をお勧めできませんが、聴覚過敏の日常生活を少しでも快適にするために、自分にあったイヤーマフと巡り合えるまで探す価値はあると思います。

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うさ耳

転勤族の家庭で育ち、関西大学在学中「保育士」になると、決意。 国家試験で取得後、経験積むためにボランティア実習や、資格取得後は夜間保育のアルバイト。卒業同時に、公立保育園で働くが事故により退職。 その後あまり記憶にはないが、ここ数年で奇跡的回復。人が好きだが、会話で疲れたり、激しい光や連続したフラッシュで不調を起こす。高次脳機能障害。

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