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感覚過敏に関する記事

感覚過敏応援団インタビュー

感覚過敏応援団・サポーターインタビュー第1弾です!
どんな人が参加しているのか、参加の理由や参加してみてよかったことなどをお聞きしました!

感覚過敏応援団とは?

感覚過敏の課題解決およびセンサリーインクルーシブな社会の実現に向けて活動している「感覚過敏応援団」 (旧:サポータークラブ)です。

第1弾は、NPO法人キーデザイン代表の土橋優平さんです。

土橋さんのお仕事内容や取り組みについてお聞かせください。

普段はNPO法人キーデザインという団体で、不登校の子どもやそのご家族をサポートしています。「ひとりにならない社会」を目指し、不登校の小中学生向けのフリースクールや家庭教師、LINEでの相談支援などを行っています。

感覚過敏研究所を知ったきっかけは何ですか?

一番最初はTwitterで加藤所長を見つけ、ホームページなどを見始めました。
(加藤所長のTwitterはこちら

応援団に参加した理由を教えてください。

普段、不登校の子どもたちのサポートをしており、その中で感覚過敏がある子どもがいます。そのような子どもたちに直接関わることや、親御さんから相談を受けることもあります。感覚過敏の方の悩みをもっとたくさん知ったり、支援の方法を見つけられたらと思い参加しました。

感覚過敏が理由で不登校になる子どもたちはどんな苦労や困りごとがあるのでしょうか?

聴覚過敏があり、大勢の人がいる空間が苦手な子どもや、味覚過敏があり、給食の独特な臭いや味が苦手な子どもがいます。

感覚過敏があることが、学校に行きたくない理由にもなっていると感じます。例えば、学校の給食のニオイがしんどくても「残さず食べなさい」などのルールがあり、それが理由で学校に行きたくない子どもがいます。また、集団でのガヤガヤした音が苦手なことや、大きな声の人がいる環境がしんどいことが理由になっていることもあります。

感覚過敏コミュニティ「かびんの森」に参加してよかったことがあればお聞かせください。

感覚過敏研究所が運営する感覚過敏コミュニティ「かびんの森」に参加することで、色々な事例を知ることができています。

また、感覚過敏で困っている人に当事者コミュニティを紹介することができます。感覚過敏で困っている人に当事者コミュニティを紹介することができます。普段の支援では、子どもたち(または親御さん)と私が、相談者と支援者という関係になります。しかし、コミュニティに参加することで「共感できる人がいる」という環境をつくることができる点で、他にはない価値だと思っています。

応援団メンバーとしてやってみたいことがあれば教えてください。

運営しているNPO法人で、学校現場に感覚過敏に関する支援の提案や助言をしていきたいと考えています。その際に、当事者の声の質と量が必要になってくると考えているので、コミュニティの方々と一緒にできたらいいなと思います。他にも課題解決に向けてできることがあればぜひ参加したいです。

センサリーインクルーシブ(どんな感覚特性でも生きやすい環境)になるためには何が必要だと思いますか。

1つは、感覚過敏についての理解を広めることだと思います。例えば、洗剤の匂いが苦手な人に対して、苦手さが伝わらず「そんな細かいこと気にしない方がいいよ」という人はまだまだ多いと思います。まずは「知る」ということが大事だと思うのですが、その一次情報がまだまだ認識されていません。実際、当事者である方の多くは肩身の狭い思いをし、自分からは言いづらいと思います。私達のような仲介する立場にある人間が声を上げていく必要があるのかなと思っています。

また、子どもたちが多くの時間を過ごすのは学校なので、先生や周囲の子どもたちに対して理解を促していけたらいいなと思います。学校でそれができれば、当事者だけでなく周りの人も社会に出たときに、感覚の困りごとについて一緒に考えることができると思います。

研究所や応援団に期待したいことは何ですか。

感覚過敏についてまとめてあるリーフレットのようなものがあると嬉しいです。保護者の方やスタッフの方に説明しやすくなると思います。そうすることで理解が広まる一歩にもなると思っています。

土橋優平(どばし・ゆうへい)

青森県八戸市出身、現在栃木県宇都宮市に住み、不登校、教育分野で活動する。NPO法人キーデザイン代表理事。子ども向けのフリースクールや保護者向けの相談窓口「お母さんのほけんしつ」を運営する。妻、ネコ、ウサギの2人と2匹で生活。
NPO法人キーデザインHP : https://www.npo-keydesign.org/

いかがでしたでしょうか?他にも様々な方が参加されているので、インタビューをしていく予定です。次回もお楽しみに!


センサリーインクルーシブな社会をともに考える「感覚過敏応援団」について、こちら

感覚過敏の当事者や家族が集まるコミュニティー「かびんの森」はこちら


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miki

感覚過敏研究所でライターを担当。普段は児童指導員をしながら抽象画を描いています。電車に乗ることが苦手・音に敏感など、自身も感覚過敏があり、記事を通して感覚過敏がある人も含むすべての人がより生きやすい社会づくりを目指しています。