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感覚過敏に関する記事

視覚過敏対策

感覚過敏研究所の所長、加藤路瑛です。感覚過敏コミュニティ「かびんの森」の投稿を見ていても、眩しさに困っている人は多い印象です。

「パソコンやスマホの画面がまぶしい」
「太陽の光が眩しくて暗い部屋で過ごしている」
「夜もライトが眩しくてサングラスをかけて外出していて怪しい人に思われる」
「ノートも教科書も黒板も眩しくて授業がうけられない」

いろいろな困りごとを聞きます。

私は五感の中でも視覚過敏は弱めです。そのため、サングラスや調光レンズがどうしても必要という状態ではありませんが、スマホの画面はダークモードが落ち着きますし、白い紙の文字は眩しくて読みづらいです。

この世界が眩しく感じる人のために、調光レンズを感覚過敏研究所で作れたらいいのに・・・そう思いながらも、なかなか眼鏡開発する資本力はなく、そもそも既に眼鏡さんでカラーレンズはあるので、そういうものを紹介していこう!そう思っていろんなカラーレンズを探していたときに出会ったのがイノチグラスでした。

イノチグラスとは

ひとりひとりの目には、実は特定の色をまぶしく感じるなどの固有の目の特徴があります。青色が苦手な人もいれば赤色が苦手な人もいます。近年ではブルーライトカットメガネが有名になりましたが、実はPCやスマホの画面を見ている時に限らず日常生活のあらゆる環境で、色の得意・不得意が、体や心のバランスに影響しています。

よく見える・よく見えないといった「視力」だけに関わるものではなく全身のバランスや、心にまで影響を与えてしまう、とても重要な臓器。わたしたちは目と体と心の関係について独自の研究を重ねる中で、あたらしいメガネのあり方にたどり着きました。視力を上げるためだけでない、人のことを真剣に考えたメガネ、「イノチグラス」です。

イノチグラスより引用

私が一番面白いと思ったのは、測定して自分にあったカラーレンズを見つけるわけですが、左右の目で違う色のレンズになるって部分です。確かに、視力も左右違う場合がありますし、左右差というものは誰にだってあります。足の長さも左右違ったり、足のサイズが左右で違うのに、私たちは左右同じサイズの靴を履き、左右同じ長さのズボンを履くのです。

眼鏡だって左右違う色のレンズを入れたっていい。

そういう常識や固定概念を壊してくれる存在が私は好きです。だから、イノチグラスのレンズを体験してみたいと思いました。左右違うレンズ体験は、以下の動画をご覧ください。オンラインコミュニティ『田村淳の大人の小学校』校長の田村淳さんが体験されています。

カラーレンズをつけたら体のバランスが良くなる理由というのが、まだ科学的に証明できていないようですが、今、イノチグラスは、東北大学やSAビジョン株式会社、三井化学ファイン株式会社とともにカラーレンズの身体影響についての研究をされていらっしゃいます。

色と身体バランスの関係性の学術的なエビデンスに関してはもちろん興味があるところですが、それよりも、まぶしさ対策にカラーレンズは良いのではないかと思っています。視覚過敏などで眩しさを感じる人は、パソコンやスマホの明るさを暗くするだけでなく、ダークモードで黒背景に設定する人も多いですし、白い紙がまぶしくて、カラーノートを使用される方もいらっしゃいます。

そういう意味でカラーレンズも視界の色を調節して、眩しさを緩和する方法として良いのではないかと思っています。

私はまず自分で体験したいと思いました。そこで、Twitterでイノチグラス代表の灰谷さんにコンタクトを取って、直接、カラーレンズ体験や測定をしてもらうことになりました!

感覚過敏研究所の所長、イノチグラスを体験する

灰谷さんは淡路島にお住まいです。「ちょっと前に淡路島に行ったのにな・・・そのときに会えていれば」と思いました。淡路島はすぐにはいけない。そのとき、灰谷さんから東京に行くタイミングがあるからそのときに!とご連絡をいただき、研究所のワークスペース来ていただきました。

イノチグラスのレンズ

まずはジュラミンケースに入ったレンズが圧巻で感動。

イノチグラスのカラーレンズ測定

体のバランスが安定するカラーレンズを選びます。これが本当に不思議で、体がフラフラする色、安定する色があるのです!私は、ブルーかパープルのレンズがかっこいいので、どちらかになればいいなと思ったのですが、残念ながら、体が安定しないのは明らかでした。

今回、私が改善したかったのは、「まぶしさ」よりも「文字の読みやすさ」。白い紙に書かれた文字を読むのが苦手なのと、1行ずつ文字が読めず、飛ばし読みや同じ行を何度も読んでしまうので読書が苦手でした。それを改善することを目的にレンズを選びました。

本を読んでみたり、文字を書いて見たり。。。どうやらオレンジのカラーレンズに落ち着きました。

レンズ加工してフレームにセットしてもらい完成!(10日くらいかかりました)私は視力は悪くないので、眼鏡もかけたことがないので新鮮です。どうでしょう?カラーレンズに合わせて、パーカーのパイピングテープの色もお揃いのものを作ろうかとすら考えています。感覚過敏向けに作った縫い目外側の服、KANKAKU FACTORY

さて、劇的な改善を1つ。下の写真。イノチグラスのレンズをしたときと、していないときに書いた文字です。どちらがイノチグラスのレンズをかけて書いたか分かりますよね?

普段の私は字がまっすぐ書けていなかったようです。文字の飛ばし読みや同じ行を何度も読んでしまうのも、目の動きに多少の歪みがあるのかもしれません。それがレンズで改善していました。レンズの効果という言い方をするとあまりよくないと思いますので、あくまでも私の事例として紹介させていただきます。(微妙に住んでる市がバレてしまう投稿ですが・・・)

私はあまり眩しさで体調が悪くなるような深刻な悩みはないため、文字の読みを中心にしたレンズ選びをしましたが、眩しさや日常生活で落ち着くレンズを探すこともできます。

イノチグラスのカラーサポーターへ

自分で体験して納得できたので、カラーレンズの眼鏡が欲しいと思っている人にご案内できるように、イノチグラスのカラーサポーターの講習を受講し、見事、カラーサポーターになることができました!

物覚えが悪いので、受講しても、測定とか説明ができないかもしれない・・・そんな不安もありましたが、イノチグラスの方々にサポートいただきながら、感覚過敏研究所で測定やレンズ提供ができるようになりました!!!!

はじめてのお客様は高校生の方でした。眩しくて授業や学校がつらくて、しばらく学校を休んでいるそうです。2学期から登校できるようにとイノチグラスのレンズを作りたいとのお母さまからのお問い合わせでした。

実はこのとき、まだ感覚過敏研究所でも案内できていない状態でした。まずは家族とスタッフに練習に付き合ってもらって、そのあと、かびんの森のメンバーに半額の測定料で体験してもらって、慣れたら外部にも公開しよう!そんな流れで考えていたのですが、イノチグラスのサイトをご覧いただき、私をご指名くださったのです。

はじめての測定であること、私も高校生であることも伝えましたが、「加藤さんにお願いしたい」と言っていただき、はじめてのお客様になっていただきました。

イノチグラスのカラーレンズ

こちらが選んだレンズです。赤と黒で体のバランスが安定していました。赤だけ、黒だけというレンズも試しながら、2色重ねた時が一番落ち着くということで、レッドとゴールドのレンズで作成させていただきました。フレームはZoffのフレームを事前に購入いただき、持参いただきました!

研究所でフレームを扱ったとしても数が限られます。それなら、ZoffやJINSなどで気に入ったフレームを見つけてもらったほうがよいと思い、当面はフレームは持ち込みでやってみようと思っています。特に、触覚があると、鼻や耳にかかる部分も気になりますので、自分で気に入ったものを選んでもらう方が安心です。

そんな感じで、私のイノチグラスのカラーレンズ測定のお仕事レビューも無事に終了!皆様の測定もできる状態になりました。

ということで、イノチグラス測定のご案内です。

カラーレンズ測定のご案内

製作のステップをご紹介します。

Step1.カウンセリング

理想とする生活スタイルや、今の生活で感じている体や心の課題などを丁寧にヒアリングさせていただき、「メガネで何を解決したいのか?」「どんな生活を送りたいのか?」と同じ目線に立たせて頂いた上で、メガネ選びを開始します。

Step2.カラーテスト

片足で立った状態で6色のカラーシートを順に見ていただくと、体のバランスが取りやすい色、バランスが崩れやすい色がわかります。この色の得意・不得意の系統をもとに、カラーレンズを使って、あなたの左右眼に合う色を探していきます。付けた時の「安心する」「落ち着かない」といった心の機微も大事な指標の一つになります。

Step.3レンズの製作

レンズメーカーと共同開発した、イノチグラスオリジナルのカラーレンズをお客様の測定結果に合わせてオーダーします。

Step4.お届け

測定・発注から2〜3週間程度でお客様の元へお届けいたします。体も心もバランスが心地よい新しい生活をお楽しみください。

感覚過敏研究所での検査・メガネ注文に関して

対象年齢

感覚過敏研究所での測定は小さいお子さまから大人まで対応しております。ただし、小さなお子さまですと、ご自分でレンズをかけて見やすさをご判断できるか分かりませんので、見やすさや快適不快をお伝えいただける年齢でのご利用をおすすめいたします。

度ありのレンズは対応しておりません

感覚過敏研究所でのレンズ作成は「度なし」レンズのみ対応しています。近視・遠視・斜視などのレンズは対応できませんのでご了承ください。

眼鏡フレームをご用意ください

現在、感覚過敏研究所ではフレームのご用意ができておりません。多種多様なフレームから付け心地の良いフレームを選んでいただきたいので、測定日までにご自身でフレームを用意し、当日、測定会場にご持参くださいZoffJINSなどのメガネ屋さんで試着してフィットするものをお選びいただくことをお勧めします。

【お持ち込みの場合の注意点】

・古いフレームはレンズ加工後、フレームにセットする際にフレームが割れたりヒビがはいる可能性があります。新品をご用意ください。また中古フレームの際は、破損の可能性についてご了承ください。
・サングラスやスポーツグラスのようなカーブの強いメガネはご利用いただけません
・フレームなしや、半分だけフレームがあるようなデザイン(リムレス・リムハーフ)の眼鏡はご利用いただけません。
・一般的な縁ありの眼鏡をご用意ください。

測定場所

基本は感覚過敏研究所ワークスペース(東京都中央区)で検査を行います。

特性やお体のご負担などによっては、出張検査もご対応可能です。出張料が別途かかります。お申し込みの前に、ご相談ください。(交通費や宿泊代などをご負担いただければ全国出張検査可能です)

ときどき、さまざまな地域で検査できるイベントを開催します。感覚過敏研究所のTwitterをフォローいただくか、LINEに登録いただければ、事前情報をご入手できるかと思います。

感覚過敏研究所Twitter
感覚過敏研究所LINE公式

感覚過敏研究所ワークスペース
東京都中央区日本橋馬喰町1−12−7 シティハイツ日本橋3F
※詳細なアクセス方法や地図はお申し込み後にお知らせいたします。
※エレベーターあり。室内は高い段差があります。車椅子の方は事前にご相談ください。
※照明はダウンライトでオレンジ、空間は基本的には静かですが多少、外の車の走行音はいたします。ニオイにも気をつけておりますが、エアコン使用時のニオイや動作音はあります。
※感覚特性など相談があればお気軽にご連絡ください

測定費用・作成費用

・測定技術料:6,600円(検査のみの場合:11,000円)
 ※オープン期間中につき検査代は半額3,300円(検査のみの場合は5,500円)です。8月中のみ。
・レンズ代:15,400円
・送料:1,000円
・出張の場合:交通費実費+出張料3,000円〜15,000円程度+(宿泊代)

【金額例】

・検査+レンズ = 6,600 + 15,400円 = 23,000円 (フレームは当日ご持参の場合)
・検査のみ = 11,000円

【お支払い方法】
クレジッドカード(VISA/Masterなど各種カード対応)/ 現金

測定担当者

加藤路瑛の写真

加藤路瑛(かとうじえい)

感覚過敏研究所・所長。イノチグラスカラーサポーター。感覚過敏の当事者であり、感覚過敏の課題解決のために感覚過敏の啓発、対策商品の企画開発・販売、感覚過敏の研究を行う。

現役高校生。16歳。測定では、眩しさだけでなく、さまざまな感覚過敏の困りごともお聞きしながら、レンズ選びをサポートします。

測定申し込み

1)以下の申し込みフォームにご記入ください。

2)自動返信メールにて予約フォームをお送りします。感覚過敏研究所ワークスペース(東京都中央区日本橋馬喰町)での測定の場合は、予約フォームにて都合の良い日時でお申し込みください。

現在、測定日は以下の日程をご用意しております。

・火曜日:13:00−15:00 / 15:00-17:00 / 17:00−19:00
・木曜日:13:00−15:00 / 15:00-17:00 / 17:00−19:00
・土曜日:13:00−15:00 / 15:00-17:00 / 17:00−19:00
・日曜日:13:00−15:00 / 15:00-17:00 / 17:00−19:00

以下のような予約ページです。緑色の申し込み枠がない場合は既に予約が埋まっている状態です。また予約は21日分までしか表示されておりません。22日後以降の予約はまた日を改めて予約画面をご確認ください。


出張測定をご希望の場合は、上記申し込みフォームをご記入後、自動返信メールが送られてきますので、そのメールアドレスに、出張希望のご相談をご連絡ください。その際、出張先のご住所をご連絡ください。日程や出張料などのご相談をさせていただきます。

作成例

イノチグラスのカラーレンズ
オレンジのレンズ。文字の読みやすさをメインにしたレンズ選び。
イノチグラスのカラーレンズ
シルバー、ゴールド、プラチナムの3種類のレンズのミックス。
イノチグラスのカラーレンズ
レッドとゴールドのレンズ。高校生のご利用。フレームはZoffで。

Q&A

Q:検査だけでもいいですか?

A:はい。当日、測定のみでも大丈夫です。レンズの購入にご不安があるときは遠慮なくおっしゃってください。無理にレンズを買う必要はありません。ただし測定のみの場合は測定技術料が割増にありますのでご了承ください。測定技術料:6,600円(測定のみの場合:11,000円)

Q:子どものカラーレンズも作れますか?

はい。お子さまのレンズも作成できます。フレームをご自身で用意いただきますので、お子様にあったフレームをご入手いただければ、レンズ自体は作成できます。ただし、いろいろなレンズをお試しいただきますので、見やすさや快適さをご判断いただける年齢であることが望ましいです。

Q:度ありのカラーレンズを作ってほしいです

感覚過敏研究所では、度なしレンズしか扱っておりません。度ありのレンズをご希望の場合はイノチグラスのサイトから、度数ありのレンズを作成できる方をお探しください。

Q:カラーレンズをつけたら本当に視覚過敏は楽になりますか?

たくさんのレンズの中から、一番落ち着く色や濃さのレンズを探します。視覚過敏によるつらさが完全になくなるかはお約束できませんが、ライトの下で文字を読んだり、外を眺めていただいたり、スマホの画面やパソコン画面を見ていただきながら、一番、落ちつくレンズを一緒に探します。

Q:キャンセルできますか?

測定日のご予約のキャンセルや変更は予約フォームからご自由に行っていただけます。レンズ注文後のキャンセル・返金はご対応できませんのでご了承ください。

Q:測定は加藤さん(研究所の所長)が対応してくれるのですか?

はい。感覚過敏当事者であり感覚過敏研究所の所長である加藤が測定いたします。イノチグラスのカラーサポーターの講習を修了しております。

測定申し込み

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加藤 路瑛

株式会社クリスタルロード代表取締役社長。感覚過敏研究所・所長。食べることが苦手で給食を避けるために中学受験を決意。食べ物のにおい、味、舌触り、見た目などで気分が悪くなることが多い。レストランやカフェでの打ち合わせに困っている。教室や雑踏での騒しい声が苦手で頭痛や体調不良を起こす。衣服の重さに敏感。12歳で起業し、株式会社という箱を持っているならば、自分の困りごとを解決することで人の役に立てるのではないかと、感覚過敏研究所を立ち上げる。感覚過敏の困りごとを解消する商品やサービスを企画しながら、最終的にはテクノロジーでの解決を目指している。

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