
カームダウン・クールダウンスペースとは、光や音などの感覚の刺激を遮断することで、感覚過敏によるストレスの軽減やパニックの回避やクールダウンに使用できるスペースです。今回は、高松空港のカームダウン・クールダウンスペースについて紹介します。
高松空港のカームダウン・クールダウンスペースについて
このカームダウン・クールダウンスペースは、2023年12月14日から、国内線出発ロビーに設置されました。(※高松空港のホームページには、2024年3月31日までの試験設置となっておりますが、現在は常設されています)


通行者の方にも伝わるよう、外側にカームダウンスペースの説明が記載されています。このカームダウンスペースの同型は感覚過敏研究所のカームダウン専門ストアで取り扱っております。
カームダウン・クールダウンスペースが設置された場所は?
高松空港旅客ターミナルビル2階の国内線出発ロビーにある、もしもし電話(見送りに来た人とガラス越しに会話できる電話)の付近に設置されました。

引用/参考先
「オーエム機器自社開発商品『MOMOTTEカームダウンスペース』を高松空港様に設置させて頂きました!」
スポット情報
高松空港
〒761-1401 香川県高松市香南町岡1312−7
https://www.takamatsu-airport.com/
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当研究所では、掲載させていただくすべての取り組みに対し、深く感謝と敬意を抱いております。ご理解いただけますと幸いです。
所長・加藤路瑛のレビュー
空港ではカームダウン・クールダウンスペースの導入設置が広がっていますが、高松空港にも設置されたのは嬉しいニュースです。空港のホームページには期間限定の実験設置と書かれており、以降の情報が掲載されていませんが、現在(2024年9月現在)は常設されています。
このカームダウンスペースは大小2つのサイズが展開されており、高松空港に設置されたものは小型サイズで1名での利用を想定されたスペースです。外側側面に障害者アートを採用されており、商品代金の一部が障害者支援団体に寄付されます。絵柄は何パターンもあり、好きなデザインを選べるのも素敵ですし、現在販売されているカームダウンスペースの中で一番、アート性デザイン性が高いカームダウンスペースかと私は思っています。
このカームダウンスペースの導入に興味がある方は、感覚過敏研究所で取り扱っておりますのでご連絡ください。
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