カームダウン・クールダウンスペースとは、光や音などの感覚の刺激を遮断することで、感覚過敏によるストレスの軽減やパニックの回避やクールダウンに使用できるスペースです。今回は、関西国際空港のカームダウン・クールダウンスペースについて紹介します。
関西国際空港のカームダウン・クールダウンスペースについて
関西国際空港には2つのターミナルがありますが、カームダウン・クールダウンスペースは、第1ターミナルビルに3箇所設置されています。2022年10月に2箇所設置され、後にもう1箇所にも設置されました。
写真引用: 関西国際空港全体構想促進協議会
カームダウン・クールダウンスペースが設置された場所は?
カームダウン・クールダウンスペースは、第1ターミナルビルの2階国内線出発フロア・国内線ゲートエリア・国際線ゲートエリアの3箇所に設置されています。
2階国内線出発フロア
2階国内線出発フロアの国内線保安検査場付近に設置されています。
国内線ゲートエリア
国内線ゲートエリアの国内線保安検査場内に設置されています。
国際線ゲートエリア
国際線ゲートエリア3階本館の出国審査場、ATM付近に設置されています。
引用/参考先
関西国際空港全体構想促進協議会「関西国際空港第1ターミナル新国内線エリアのオープン前潜入レポ!」
産経新聞「空港から広がる「カームダウン・クールダウンスペース」 大阪万博は国際基準の試金石に」
スポット情報
関西国際空港
〒549-0001 大阪府泉佐野市泉州空港北1番地
https://www.kansai-airport.or.jp/
所長・加藤路瑛のレビュー
関西国際空港のカームダウン・クールダウンスペースは、羽田空港が採用しているカームダウン・クールダウンスペースと同じメーカーが提供されています。この商品は、パネルに吸音素材を採用。人の話し声に多く含まれる周波数帯域(500~1000Hz)の吸音率が高い素材を使用しています。
空港は、人も多く、館内放送も多い施設ですので、カームダウンスペースで減音できるかという点は難しいところではありますが、人目を気にせずに休めるという点では、感覚刺激で心身に影響が出る方にとって重要な場になります。
私は関西国際空港にはまだ訪問したことがありませんので、一度見学や空港のカームダウンスペースご担当の方と情報交換などができたらいいなと思っています。
また、関空のカームダウン・クールダウンスペースをご体験された方のレビュー写真提供も歓迎しております!ご連絡は、お問い合わせフォーム、感覚過敏研究所のLINE、加藤路瑛のX(Twitter)のDMからお願いします!
カームダウンボックスを広めたい!
カームダウンボックスは感覚刺激に強い反応をする方々にとって安心できる空間です。日本ではまだ浸透していない取り組みです。感覚過敏研究所SDI推進室としても、カームダウンボックスやセンサリールームの社会実装に力を注ぎたいと考えております。ご賛同くださる方、ともに社会実装に取り組んでくださる企業様・パートナー様を広く募集しております。設置をご希望される企業様からのご連絡もお待ちしております。
注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。