カームダウン・クールダウンスペースとは、光や音などの感覚の刺激を遮断することで、感覚過敏によるストレスの軽減やパニックの回避やクールダウンに使用できるスペースです。今回は、さんふらわあターミナル(別府)のカームダウン・クールダウンスペースについて紹介します。
さんふらわあターミナル(別府)のカームダウン・クールダウンスペースについて
さんふらわあターミナル(別府)は、2023年1月に新ターミナルへと生まれ変わり、その際に部屋タイプのカームダウンスペースが設置されました。国内の旅客船ターミナル初のカームダウンスペースだそうです。
さんふらわあターミナル(別府)では、バリアフリー駐車場の設置や、発券カウンターに車いす対応のローカウンターを設けるなど、誰もが快適に利用できるような工夫が詰まっています。その取り組みが評価され、第17回「国土交通省バリアフリー化推進功労者大臣表彰」を受賞しました。
車椅子旅行をサポートする「別府・大分バリアフリーツアーセンター」さんも設計段階から参画し、さまざまな障害のある方々が安心して利用できる施設づくりに向けて、検討を重ねてきたそうです。
カームダウン・クールダウンスペースが設置された場所は?
さんふらわあターミナル(別府)のカームダウンスペースは、ターミナル1階の自動販売機付近に設置されています。
引用/参考先
交通エコロジー・モビリティ財団「さんふらわあターミナル(別府)フェリーターミナルのユニバーサルデザイン」
スポット情報
さんふらわあターミナル(別府)
〒874-0918 大分県別府市汐見町944−2
https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-beppu/boarding/
この記事もおすすめ
カームダウンボックスを広めたい!
カームダウンボックスは感覚刺激に強い反応をする方々にとって安心できる空間です。日本ではまだ浸透していない取り組みです。感覚過敏研究所SDI推進室としても、カームダウンボックスやセンサリールームの社会実装に力を注ぎたいと考えております。ご賛同くださる方、ともに社会実装に取り組んでくださる企業様・パートナー様を広く募集しております。設置をご希望される企業様からのご連絡もお待ちしております。
注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。
五感にやさしい取り組みの情報提供をお待ちしています
感覚過敏研究所では、カームダウンスペースやクワイエットアワー、センサリールームなど、感覚にやさしい取り組みを紹介するコラムを公開しています。しかし、感覚過敏研究所のメンバーだけでは、その全てをカバーするのは難しい状況です。
そこで、みなさんからの写真や動画のレポートを募集します!一緒に五感にやさしい社会づくりを目指しましょう!みなさんの協力をお待ちしています!