
2024年12月21日、坂本龍馬記念館にて「フレンドリーデーin坂本龍馬記念館」が行われました。
このコラムでは、このイベントでのセンサリーフレンドリーな取り組みを紹介します。
このイベントでの取り組み
フレンドリーデー in 坂本龍馬記念館では、トイレのハンドドライヤーを停止し、自動販売機の照明を消すなど、館内の音や光を調整し、音や光に敏感な方も快適に楽しめるよう工夫が施されました。

具体的には、以下の取り組みが行われました。

カームダウンスペースの設置
複数の場所に、パーティションとベンチや折りたたみ椅子を活用した、カームダウンスペースが設置されました。カームダウンスペース内には、吸音材が設置されており、音に対するストレスの軽減が図られています。
各スペースには、カームダウンスペースであることを説明するチラシが貼られています。また表裏を切り替えられる空室札が吊り下げられており、利用できるかどうかがひと目でわかるようになっています。




センサリーマップの配布
座れる場所・音情報・光情報をまとめた館内のセンサリーマップが配布されました。こちらのセンサリーマップは、坂本龍馬記念館のホームページでも閲覧できます。


フレンドリー上映会
普段よりも光や音が控えめな状態で、坂本龍馬記念館の紹介動画や龍馬についての紙芝居が上映されました。


引用/参考先
また坂本龍馬記念館さんに、当日の画像や情報をご提供いただきました。
スポット情報
坂本龍馬記念館
〒781-0262 高知県高知市浦戸城山830
https://ryoma-kinenkan.jp/
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