
センサリーマップとは、光や音、ニオイなどの五感情報をマップに表示させたもので、感覚過敏や感覚特性がある人は、その感覚情報を見て、その場所を回避したり、対策を考えてその場所に行くことができます。
2025年4月13日に開幕予定の「大阪・関西万博」では、センサリーマップやカームダウンスペースなどのセンサリーフレンドリーな取り組みが行われる予定です。今回は、会場内のセンサリーマップについて紹介します。
大阪・関西万博の公式センサリーマップ
大阪・関西万博のセンサリーマップは公式サイトで公開されており、自由に閲覧できます。通常の会場マップはSDGsの観点から会場内で配布しない方針のようですが、センサリーマップは以下の場所で配布される予定とのことです。
センサリーマップが配布される場所
カームダウン・クールダウンスペースの場所などが記された「センサリーマップ」と、パビリオンでの感覚情報がまとめられた「センサリーリスト」の2種類があります。
「センサリーリスト」には、6つの感覚情報「まぶしい」「うるさい」「におい」「水がかかる」「振動がある」「傾斜がある」が記載されています。


またセンサリーリストだけではなく、入場チケット購入者がアクセスできる、パビリオン・イベントの予約ページにも、強い光や大きな音などの感覚情報について記載されていました。

引用/参考先
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