カームダウン・クールダウンスペースとは、光や音などの感覚の刺激を遮断することで、感覚過敏によるストレスの軽減やパニックの回避やクールダウンに使用できるスペースです。
品川区浜川小学校(東京都)がカームダウンボックスを導入くださいました。今回は、そのカームダウンボックスついてレポートします。
カンコー学生服と感覚過敏研究所のコラボ企画のカームダウンボックス

このカームダウンスペースは学生服のカンコー学生服と感覚過敏研究所のコラボ商品です。学校向けのカームダウンスペースの選択肢が少ない現状のため、学校向けとして開発しました。浜川小学校が記念すべき導入1号となりました。

強化ダンボール製で、組み立てはダンボーのくぼみにプラスティックのアタッチメントを入れて回すだけです。特別な工具は不要です。(※写真の椅子は組み立て時に仮で入れてみた椅子です。椅子は学校にあるもので良いですが座り心地の良いものをお勧めします。または。床にカーペットを引いて椅子なしで座って休むのも良いでしょう)

天井は学生服の生地で覆うことができます。2つ付属しているので、明るさはお好みでお選びください。布を覆わないで利用することも可能です。

実際に浜川小学校では白い生地の方で設置させていただきました。天井付近の照明も柔らかにカットしてくれています。中は暗すぎず、暗いところが苦手な児童・生徒でも安心して入れる明るさです。

側面には、小学生の方が見てもわかるような説明ボードを用意しています。
小学校でのカームダウンスペース設置と運用について
浜川小学校は特別支援級の教室が複数あります。今回、支援級エリアの廊下にカームダウンスペースが設置されました。下駄箱から支援級の教室への動線途上にあり、基本的には普通級の児童が通る動線上にはなく、比較的に落ち着いた廊下です。

今回の設置にあたり、カンコー学生服さんと、私(感覚過敏研究所・加藤)が訪問し、組み立て作業や設置場所の環境確認をさせていただきました。また、そのあと、特別支援級の担任の先生方と意見交換やカームダウンスペースの運用方法について話し合いをしました。
私の個人的な願いや理想としては、カームダウンスペースを特別な人が使うものではなく、誰でも1人になりたいとき、周辺の環境刺激から疲れを感じた時にリセットする場所として、誰でも使える場にしたいと思っています。(秘密基地として遊びたい子にも利用していただきたいという思いもあります)
しかし、先生方とお話しをする中で、浜川小学校の運用としては、「必要な人が必要な時にだけ利用する」というルールになりました。児童が「今はカームダウンボックスに入る必要がある」と自分で認識し、先生に自分で伝え、何分入れば落ち着けると思うかも先生に伝えるという運用です。
自分で自分の調子を把握し、他者に伝え、休憩の見通しも立てれるようになることは、子どもの成長においてとても重要なスキルです。そのように、子どもの成長や自主性を大事にしてる先生方の思いに触れて、私も勉強になりましたし、運用方法は設置場所の環境だけでなく、利用する人にどのようになっていただきたいかという理念のような部分も影響するものだと実感できる経験でした。

中には先生に伝えずにカームダウンボックスの中に入ってしまうお子さまもいらっしゃるでしょう。カーテンになっているので、外から声をかけてそっとかえることもできますし、側面3箇所の足元はアーチ状になていて、利用している児童の明日が見えるようになっています。児童生徒が見当たらないとか、何分経っても出てこないという事故が起きないように注意・配慮も必要です。
また、他の学級の先生など学校や保護者への理解を促すための資料もカンコー学生服で用意しています。

カンコー学生服x感覚過敏研究所のコラボ企画のカームダウンスペースの販売や導入支援は感覚過敏研究所が窓口となっています。興味のある学校がございましたら、感覚過敏研究所までお問い合わせください。
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注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。

五感にやさしい取り組みの情報提供をお待ちしています
感覚過敏研究所では、カームダウンスペースやクワイエットアワー、センサリールームなど、感覚にやさしい取り組みを紹介するコラムを公開しています。しかし、感覚過敏研究所のメンバーだけでは、その全てをカバーするのは難しい状況です。
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