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感覚過敏に関する記事

扇子マスク販売から1周年

せんすマスク販売1周年を記念して、25%OFFで販売します。(2021年7月24日から8月9日まで!)

感覚過敏研究所の所長、加藤路瑛です。感覚過敏研究所では、2020年4月にマスク着用ができない方のために意思表示カードを作成し無料公開しました。多くの方に感覚過敏やマスクがつけられない方の存在を知っていだく機会となりました。

【無料公開中】感覚過敏でマスクやフェイスシールドを付けられない人むけの意思表示カード

せんすマスク誕生

しかし、意思表示カードをつけるだけでは根本解決にはなっていません。実際、「代替案もないのに、こんなものを作るな」という声もたくさんいただきました。

2020年7月末に、代替案として肌にいっさい触れない「せんすマスク」を考え販売しました。

マスクが全くできない方が、少しでも飛沫対策できるように、周囲の方が少しでも安心できるように・・・そんな願いを込めて作成しました。水洗いやアルコール消毒できることを考えてプラスチック製の扇子にしました。

触覚過敏のキャラクターのハリネズミのせんすマスクを最初に販売したところ、「聴覚障害の方と話がしたいため透明なものを作って欲しい」とリクエストをいただき、2020年8月上旬に透明版をスタート。その後、黒や赤、空色、桃色などのカラーバリエーションも増えました。

扇子マスク。マスクがつけられない場合の飛沫対策商品です

注目いただいた「せんすマスク」

せんすマスクは公開後、たくさんのメディアに紹介いただきました。TBSの「Nスタ」で「中学生のアイディアグッズ」として紹介いただいた際は、放送後、注文の通知が止まらないという状態にもなりました。

TBS「Nスタ」でせんすマスク紹介

成田国際空港で採用された「せんすマスク」

その後、せんすマスクは、成田国際空港さんで採用いただき、現在も3つのターミナルの案内所で感覚過敏や病気などでマスクがつけられない方のために無料配布されています。成田空港は日本の玄関空港として、バリアフリー化はもちろんのこと、目に見えない障害や特性への配慮も徹底されていらっしゃいました。その姿勢は本当に素晴らしいと感じています。

「マスク着用が難しい方向けに…」 成田空港が『取り入れた物』に称賛の声!(grape掲載記事)

広がりつつある「せんすマスク」

せんすマスクは、現在、病院や飲食店など、マスク着用が難しいシーンや場所においても採用いただいています。企業の会議や会食などでもまとまった数をご用意されるケースもございます。

マスクがつけられない患者さんのために病院の受付にある扇子マスク

参考:【せんすマスクを採用いただける施設向けポスターつくりました】マスクをつけられないお客様対策として

お店のロゴ入りの「せんすマスク」も作成しています。ノベルティーとしてお客様にプレゼントされているお店もあります。また、ロゴだけでなく、デザインせんすマスクもご相談にのれます。ゴスペラーズさんは素敵なデザインのせんすマスク作成されています!

ゴスペラーズさんのせんすマスクは、ゴスペラーズさん公式オンラインショップで販売されています。

また、東急ハンズ新宿店さんでも「せんすマスク」が販売されています。

楽しさ広がるデコせんすマスク

結婚式でも最高の笑顔をお見せできるようにと「せんすマスク」をご利用されたり、ご自分でデコレーションされている方もいらっしゃいますし、長崎のPanieggRoseさんのようにレース仕様にした「せんすマスク」を販売されているお店もあります。

せんすマスクで何か世の中が変わったのか?

1年間のせんすマスクの販売本数は5,000本ちょっとです。中学生が売った数としては、それなりの数字ですが、社会を変えるような数字ではありません。ほとんどの人がその存在を知らないままです。感覚過敏研究所の力不足です。

ワクチン接種がはじまりましたが、マスク着用が必要な生活習慣はしばらく続きそうです。マスクをしていないと白い目で見られたり、距離を取られてしまう世界です。それだけでなく、現在においても、マスクがつけられないため、自宅待機で出社できない人はいますし、接客業を辞めるしかなかった方もいます。マスクができなから修学旅行に行くことを学校に認めてもらえない小・中学生もいます。

厚生労働省は、「マスク等の着用が困難な状態にある発達障害のある方等への理解について」として、感覚過敏などがある方でマスクが着用できない人に対して国民の理解を呼びかけています。そして、感覚過敏研究所の取り組みも含めて、ほんのわずかですが、感覚過敏について、そして、マスクがつけられない人がいることについて知ってくださる人は増えているとは思います。

私たちは、「マスクがつけられないから」と開き直ったり、マイノリティーの主張を振りかざしたいわけではありません。目に見えない困難さを少しでも伝える役割を担いたいと考えています。

そして、お伝えしたいことは、「よかったら、1人1本せんすマスク持ちませんか?」ということです(笑)

ちょっと暑くてマスクを外したい時に
会食で食事中にマスクを外す時

日常のちょっとしたマスクを外すシーンのために、かばんにせんすマスクを1本持っていただきたい。多くの人に知ってもらえれば、本当に伝えたい方にも届くかもしれません。せんすマスクが何か特別のことでなく、少しばかりの優しいアイテムとして、このwithコロナ次代のアイテムになったら嬉しいです。

ということで、せんすマスク販売1周年を記念して、25%OFFで販売します。(2021年7月24日から8月9日まで!)

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加藤 路瑛

株式会社クリスタルロード取締役社長。感覚過敏研究所・所長。食べることが苦手で給食を避けるために中学受験を決意。食べ物のにおい、味、舌触り、見た目などで気分が悪くなること...

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