
今回はサッカーチーム「ワトフォード」が本拠地としている「ヴィカレッジロード・スタジアム」のセンサリールームを紹介します。
サッカースタジアムのセンサリールームとは?
イングランド(英国)のサッカーチーム「ワトフォード」が本拠地としている「ヴィカレッジロード・スタジアム」では、大きな声や音のする騒がしい環境が苦手な人々のために静かで落ち着いて観戦できるセンサリールームを導入しています。


2016年に導入され、予約制で多くの方々に利用されています。Watford FCのウェブサイトによりますと、保護者が事前に見学に来て、子どもにとって良い環境かどうか確認することができるそうです。事前に確認できるのは、安心感につながる良い取り組みだと思いました。
Watford FCのウェブサイト(英語):
https://www.watfordfc.com/news/club/award-winning-sensory-room-a-look-inside
https://www.watfordfc.com/news/sensory-room-kais-journey-to-the-vicarage-road-stands
参考ウェブサイト(英語):
https://directory.hertfordshire.gov.uk/services/10549
センサリールームを広めたい!
センサリールームやクワイエットアワー、センサリーマップは感覚刺激に強い反応をする方々にとって安心できる空間・時間・ツールです。日本ではまだ浸透していない取り組みです。感覚過敏研究所SDI推進室としても、センサリールームの社会実装に力を注ぎたいと考えております。ご賛同くださる方、ともに社会実装に取り組んでくださる企業様・パートナー様を広く募集しております。
注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。
文:ゆーりんちー
五感にやさしい空間事例に関するコラムポリシー
感覚過敏研究所では国内外のセンサリーフレンドリーな取り組みを体験レポートやケーススタディーとしてコラム掲載しております。
注意1:コラムの種類
当サイトの五感にやさしい空間事例に関するコラムには、以下の2種類があります。
- 取材や体験をもとにしたコラム
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注意2:取り組み事例へのレビュー
事例紹介では、体験者や当研究長スタッフや所長、有識者によるレビューとして、問題点や改善点を記載させていただく場合があります。これは取り組みを否定・批判する意図ではなく、五感にやさしい空間を社会に増やしていくための建設的な意見としてお伝えするものです。
当研究所では、掲載させていただくすべての取り組みに対し、深く感謝と敬意を抱いております。ご理解いただけますと幸いです。
五感にやさしい取り組みの情報提供をお待ちしています
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