所長挨拶
所長あいさつ

感覚過敏があると、誰もがあたりまえにできるような、学校に行くこと、仕事をすること、食事をすること、レジャーを楽しむことが簡単にはできません。日常生活がつらいだけでなく、人生の楽しみや豊かさにも影響があります。
私たち感覚過敏研究所は、感覚過敏で悩む人やその家族が、感覚過敏を理由に社会生活やレジャーなどの楽しみをあきらめることがない社会の実現を目指しています。
そのためには感覚過敏のメカニズムの解明や緩和方法の確立、対策商品やサービスの提供とともに、社会全体として感覚の多様性やニューロダイバーシティの理解が深まるように発信や提言を行っています。
誰もが自分の感覚を愛し、他人の感覚を尊重できる社会を目指します。
所長・加藤路瑛の所信表明

所長・加藤が感覚過敏研究所を立ち上げた2020年1月の思いを掲載しています。13歳の時の所信表明です。現在と考えが違う部分もあるかと存じますが、当時の生の声として修正せず公開しています。ご覧ください。
所長プロフィール
株式会社クリスタルロード代表取締役。12歳の時、「こどもを理由に今をあきらめなくていい社会」を目指し起業。法人設立できない年齢のため、親が代表取締役、子どもが取締役社長になる方法を「親子起業®︎」と名付け、自ら親子起業スタイルで起業。
自分の困りごとである「感覚過敏」の課題解決に向き合い、2020年1月に感覚過敏研究所をクリスタルロードの事業として設立。感覚過敏がある人たちが暮らしやすい社会を作ることを目指し、商品・サービスの開発・販売、感覚過敏の研究や啓発に力を注いでいる。
受賞・発表など
【受賞・採択】
- 総務省 異能vationジェネレーションアワード2022 企業賞
- 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 2023年度未踏IT・人材育成発掘事業 未踏クリエイター
- Forbes Japan 30 U30 2023(世界を変える30歳未満)受賞
- 三井みらいチャレンジャーズオーディション
【学会発表】
- 「視覚過敏がハンドリダイレクションの知覚閾値に与える影響の検証」
第29回バーチャルリアリティ学会にて(2024年9月)東京大学 - 「感覚過敏当事者がVR体験時に直面する困りごとに関する基礎検討」
第28回バーチャルリアリティ学会にて(2023年9月)東京大学 - 「感覚過敏を測定する心理尺度の開発及び信頼性・妥当性の検討」
第24回日本ヒューマン・ケア心理学会(2023年7月)奈良女子大学 - 「触覚過敏者における衣服課題と衣料用編物の触覚評価」
第17回日本感性工学会春季大会(2022年3月) 信州大学 - 「触覚過敏者による衣料の表示ラベルおよびネームラベルの触覚評価」
繊維学会2022年年次大会(2022年6月)信州大学 - 「触覚過敏者が着用可能なニット生地の力学特性」
第18回日本感性工学会春季大会(2023年3月)信州大学
【書籍出版】
- カビンくんとドンマちゃん 感覚過敏と感覚鈍麻の感じ方(ワニブックス/2023年)
- 感覚過敏の僕が感じる世界(日本実業出版/2023年)
- 今をあきらめない生き方 12歳の起業ストーリー(EXODUS/2020年)
