今回は、パナソニックとファミリアのコラボで実現したセンサリールームのイベントを紹介します。
センサリールームとは?
センサリールームは、「五感の刺激を少なくし、感覚過敏などの特性がある人が安心して過ごせる空間」を指す場合と、もっと広義に、「心地よい五感への刺激によるセラピールーム」を指す場合があります。
詳細:https://sdi.kabin.life/sensoryroom
パナソニックのセンサリールームのプロジェクトは子どもたちやその家族が、心地よい音や光の空間で心身をリラックスさせ、親子のコミュニケーションがさらに豊かになるようにと実施されています。
「センサリールーム(Sensory room)は、光・音・匂い・振動・触覚の素材など、乳幼児の感覚を刺激するさまざまなアイテムが用意された部屋のこと。乳幼児だけでなく、大人にとっても大変心地よい空間です。」
https://note.com/uragawa_note/n/n336688fec2e3(パナソニック)
センサリールームとは、光・音・匂い・振動・触覚の素材など、五感(七感)を刺激するグッズが豊富に用意された環境で、ケアする人もケアされる人も、心地よい空間と言われています。昨今では、北欧を中心に子どもたちや親子のセラピー的な空間としても多く用いられ、ヨーロッパでは保育園などにも非常に多く普及しています。
https://www.familiar.co.jp/news/2022panasonic_familiar.html (ファミリア)
パナソニックとファミリアのコラボ!
2022年5月28日(土)、29日(日)にファミリア神戸本店でセンサリールームの体験が実施されました。パナソニックが提供する光、映像、音響の技術を用いた空間を体験することができます。
イベントは予約制で未就学のお子さまがいらっしゃる家族が体験可能。体験時間は約35分。参加費は1,100円(税込)でした。参加者からの反応は好意的な感想が多かったようです。
パナソニックは広く子育て世代を支援することを目標にセンサリールーム事業に取り組みはじめています。今回のコラボイベントもパナソニックから、ベビー・子ども関連ブランド「ファミリア」に提案して実現したイベントです。
2日間のイベントでしたが、この取り組みが広がり、五感にやさしい社会の実現に近づいてほしいと思います。
参考・引用
https://www.familiar.co.jp/news/2022panasonic_familiar.html
https://note.com/uragawa_note/n/n336688fec2e3
センサリールームを広めたい!
センサリールームやクワイエットアワーは感覚刺激に強い反応をする方々にとって安心できる空間や時間です。日本ではまだ浸透していない取り組みです。感覚過敏研究所SDI推進室としても、センサリールームの社会実装に力を注ぎたいと考えております。ご賛同くださる方、ともに社会実装に取り組んでくださる企業様・パートナー様を広く募集しております。また、今回ご紹介しているように、やさしい五感への刺激によるセラピーやアクティビティとしてのセンサリールームの活用もご提案しております。
注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。
文:加藤路瑛
五感にやさしい取り組みの情報提供をお待ちしています
感覚過敏研究所では、カームダウンスペースやクワイエットアワー、センサリールームなど、感覚にやさしい取り組みを紹介するコラムを公開しています。しかし、感覚過敏研究所のメンバーだけでは、その全てをカバーするのは難しい状況です。
そこで、みなさんからの写真や動画のレポートを募集します!一緒に五感にやさしい社会づくりを目指しましょう!みなさんの協力をお待ちしています!