今回は川崎フロンターレのセンサリールームを紹介します。
日本のサッカー界でいち早くセンサリールームを導入したのが川崎フロンターレです。
2019年7月27日に日本初の試みとして、川崎市等々力陸上競技場にセンサリールームが設置され、川崎フロンターレと大分トリニータのサッカーの試合を感覚過敏のある子どもがいる家族が観戦しました。
センサリルームとは?
センサリールームは、音や光、ニオイなどの五感の刺激を少なくし、聴覚・視覚など感覚過敏の症状がある人やその家族が安心して過ごせる空間・部屋のことです。
詳細:https://sdi.kabin.life//sensoryroom
明るすぎない照度と、大きな音や声などの大音量を遮る遮音が施され、人混みや周囲の視線を避けた安心できる部屋で、防音ガラス越しにサッカー観戦や映画などを楽しめることを目的とした部屋。目的の前提には、見方や楽しみ方の「方法」が多数派とは違うだけで、困りごとがない人たちと同様に「観る」「楽しむ」といった思いは一緒であるとの考え方があります。イングランドプレミアリーグでは、20チーム中14チームがセンサリールームを設置しています。
引用:Jリーグより
2019年のセンサリールームの特設後、現在、川崎フロンターレでは、えがお共創PJ開催時のみセンサリールームを設置しており、ホームグラウンドである川崎市等々力陸上競技場だけでなく、アウェイ戦でも試合相手のチームに提案し、共同でセンサリールームの設置を行なっています。
川崎フロンターレのセンサリールムを利用した場合は?
川崎フロンターレの公式ページでのお知らせをご覧ください。
https://www.frontale.co.jp/
センサリールームを広めたい!
センサリールームやクワイエットアワー、センサリーマップは感覚刺激に強い反応をする方々にとって安心できる空間・時間・ツールです。日本ではまだ浸透していない取り組みです。感覚過敏研究所SDI推進室としても、センサリールームの社会実装に力を注ぎたいと考えております。ご賛同くださる方、ともに社会実装に取り組んでくださる企業様・パートナー様を広く募集しております。
注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。
文:加藤路瑛