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感覚過敏に関する記事

はじめまして。感覚過敏研究所のサポーターのコニちゃんです。メンバーになってはや数ヶ月。サポーターになってわずか。この度、ライターとしても初デビューさせていただくことになりました。初回は私の感覚過敏について紹介していきます。

自己紹介

歳は22歳。この春卒業した大学では、京都で一人暮らしをしながら哲学を専攻していました。現在は地元へ帰って就職浪人中です。家事手伝いや母の仕事のアシスタント見習い(アルバイト)をしながら手話の勉強をし、現時点では福祉関係に就職することを目標としています。静かなところと半径1メートルの1メートルの世界が好きで、楽しいことがとても好きです。「イメージと違う」または「猫」とよくいわれます(どういう意味だろう?)。私は生まれた時からほとんどの歳月を猫と暮らしているので、猫を真似て育ったところがあるからかもしれません。

2021年5月現在の生活で困っている感覚過敏(鈍麻)の症状 

ここからは2021年現在に自覚している、コニちゃんの感覚過敏について話していきます。自覚症状→対策または模索中という順番です(あくまで紹介のため、主な症状と対策を羅列していきます)。

聴覚過敏について。《電子音》耳鳴り、頭痛、思考が鈍って次の動作を忘れるなどの症状がある。《車やトラック、バイク、列車などの大きい音》頭痛、思考停止、めまい、体の強張り、知恵熱のような症状がある。聴覚過敏ウサギのニコニコイラスト。
対策は耳栓、電子耳栓、ノイズキャンセリング機能付きイヤホンで凌ぐ。それでも無理な場合は意識を失う(寝る)。今の時期(5月頃)から困るのは草刈機の音。何もつけないと体の中がぐちゃぐちゃに切り刻まれる感覚。対策をしたら体の中の虫が動くくらいに落ち着く。車の音に驚くイラスト。
触覚過敏について。体の一部のみに液体がかかる(浸かる)のが苦手。体が硬直する。衣服にも生地の感触や締め付け感へのこだわりあり。
対策は水仕事の時は手袋をする、タオルで手を拭く回数を減らせるようアルコールを取り入れるなどの対策を試し中。衣服は締め付けのあるもの(下着も含む)を極力身に付けず生活している。触覚過敏ハリネズミのニコニコイラスト。
嗅覚過敏について。塩素、タバコに過敏に反応する(室外でタバコを吸っていることが室内でもわかる)。今特に困っているのは焼畑の臭い。
基本対策は短時間であれば息を止める服や手で鼻をおおう。長期間であれば衣類の中に潜る。少量のラベンダーやゼラニウムで誤魔化すのも有効。嗅覚過敏ゾウの敏感イラスト。
視覚過敏について。室内外ずいつも眩しさからの‘’目くらみ‘’の症状がある。太陽が眩しいのでいつも細目なのを「ニコニコしてる」と勘違いされる。
対策は日中もカーテンを閉めたり、部屋の明かりを調光することで対応している。つい最近、室内外兼用のサングラスを入手し試し中。カーテン開けた方角を見られるようになったのが嬉しい。視覚過敏を自覚して初めての夏が来ることを今から恐怖している。視覚過敏ネコとサングラスをしている人のニコニコイラスト。
味覚過敏・鈍麻について。《過敏》香辛料(特に胡椒は少しでもかかっているとかかっているとすぐ気がつく)、刺激のあるものが苦手。「トマトと苺で育った」と言われる。
《鈍麻》粉薬、液体のとんぷくの味を好んでいた。
対策は栄養面としては、出されたものは基本的に全て食べる教育方針で育ったため、なんだろうがとにかく口に入れることでこれまで凌いできた。そのため我慢しすぎて感覚がわからなくなり食べすぎる傾向にある。今は感覚面も重視した改善策を模索中。味覚過敏コアラの過敏イラスト。
痛覚過敏・鈍麻について。
《過敏》いついかなる時でも身体を動かすときに骨がギシギシ鳴って痛い。不注意でドアや椅子に体をぶつけた時に大げさに反応する(その瞬間だけバットで殴られたように痛い)などなど。
《鈍麻》体のしびれ。注射や点滴で一度も泣いたことがない(両親談)。後述のトリガーブロック(注 局所麻酔を痛みのあるところに何ヶ所も注射する)も痛いと感じなかった。足の指の爪が剥がれたり伸び過ぎて隣の指にささっていても気づかないなどがある。
対策は薬物療法を中心に、定期的なアロママッサージで対応している。トリガーブロック注射の経験あり。
人型が何かにぶつかるイラストと人型が注射が平気なイラスト。
  • メンタルクリニックには4月に通院を始めたばかりで、主治医からは「うたがい」と診断を受けました(自立支援医療は初回から受けれましたが、手帳取得は判断保留中です)。二次障害用の薬調整をしている段階のため、安定してきたら発達検査を受ける予定です。
  • その他の持病として診断を受けているものは、クリッペルファイル症候群(先天性脊椎融合症)・側湾症(軽度)・月経困難症(月経前症候群も含む)。

クリッペルファイル症候群の個別症状

持病の中でも常に感覚過敏と相互に影響してくるのがこのクリッペルファイル症候群(先天性脊椎融合症)です。脊椎の変形で首の骨が曲がりにくく動きに制限がでたり、痛みがでたり、骨が折れやすかったりします。認知度が低いためどこの病院を受診しても聞き返されることが多いです。私の場合は首と胸の骨がこんな感じでくっついたり離れたり複雑な状態です(あくまでイラストはイメージです)。

左がよく見られる人の首の骨の並び方(あくまでイメージです)
作画 : コニちゃん

整形外科に定期的に通院してますが、外科的には手術をする方がリスクが高いそうで経過観察中です。とにかく首の骨、頭痛、気象・気圧に心身ともに左右されやすいという症状に長年困ってきました(梅雨、台風、冬の寒さは天敵!!)。中学生から大学生までの長い期間、自分の体調が悪くなるのは骨の変形が関連しているのだと思い込んでいたため、感覚過敏をハッキリ自覚したのはここ半年ほどです。

感覚過敏研究所との出会い

 かびんの森へはリタリコの記事から迷いこみました。(https://h-navi.jp/column/article/35027349)メンバー登録から、徐々にコミュニティのなかで自発的に行動しようと思ったきっかけは、かびんの森にいるメンバーさんとの交流ができて嬉しかったことの積み重ねと、リタリコや感覚過敏研究所の記事から所長やサポーターさん、ライターさんの熱意に惹かれたことです。なかでも、こうしてライターとして参加したいと思ったのは、加藤所長の執筆した記事の中の「特に、子どものため」という文章が決め手でした。(https://h-navi.jp/column/article/35027699)所長が「特に、子どもたちのために」として小学生以下の子どもに注目して活動していることに勇気をもらって、私も何かしたいと思ったのです。それは、私の小学生時代を思い出したからでした。小学生3年生のときに聴覚過敏に困っていたことをかきなぐったノートの存在があり、当時のことをまざまざと思い出すことがあったのです。

小学三年生時に担任との連絡のために使っていたノート。コナンのイラスト付き
小学三年生の時に担任の先生と交換していたノート。
親にも見せないようにヒミツとしている。
何が大変だったのかを詳しく綴っている。
赤ペンで担任の先生からコメントをもらっていた。
この日は体調が悪く、あまり言葉が出てきていない。

私が困っていた時、担任の先生も親もできる限りの対応をし、サポートをしてくれました。それでも今より発達障害について研究や認知が進んでいなかったため、「辛い」と訴える私に対して「聞いてあげることしか出来なくてごめんね」と言われたことを覚えています。訳も分からないままただ耐える日々でした。そんな小学生時代、持病の発覚する中学生時代、環境に恵まれた高校生時代、親元を離れて大冒険をした大学生時代を経て今の私があります。今も出来ないことは多いけど、そうやって支えられてきたからこそ役に立ちたいという思いだけ膨らみ格闘する日々のなかで、今回のライター経験は未知の挑戦です。どうか温かい目で見守ってもらえますように。

おわりに

 私は今、一日の中でわずかでも感覚過敏研究所が運営する「かびんの森コミュニティ」に居られることが嬉しいです。「なくてはならない」と依存するつもりはなくとも、「在る、誰か居るおかげで」嬉しい居場所なのだという気持ちが芽生えつつあります。過敏な人の集まる場だからこそ、ちょっとしたことやすれ違いでも傷ついてしまう人もいるかもしれません。そんな時でも「ちょっと傷ついちゃって休んだけどまた戻りたいな」と思って帰れる場所として在り続けてほしいたいなとメンバーの一人として思っています。また、自分のように違和感を抱えたまま言語化できずに抱え込んでいる人がいるなら、そして読んでくれる人たちが少しでも自分の感覚と周りの環境を良く受け止め、自覚できて勇気をもてるよう、ゆっくりでも言葉を届けていけたら幸いです。

ここまで読んでくださりありがとうございました!あなたにニコッとできる瞬間がありますように。

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