Article

感覚過敏に関する記事

こんにちは。感覚過敏研究所の所長の加藤路瑛です。

新型コロナウイルスの影響でオンラインでの会議や授業、イベント参加の機会が増えました。オンラインでの会議などは、自宅でも参加できるので、感覚過敏がある人もストレスが少なく参加できます。

会場までの移動や、会議室のニオイや騒音など、感覚過敏があると仕事をするのも大変です。同じように学生は、学校に行くのも音やニオイの刺激で疲労したまま、騒がしい教室で授業を受けたり、休み時間を過ごしたりしなければなりません。

これが自宅でオンラインで参加できるようになったのは、本当にストレスが減ると思います。

オンライン会議・授業に参加する感覚過敏がある人の負担

ストレスが減ると言っても、パソコンの画面を見ることや、オンラインの会話がノンストレスなわけではありません。

  • パソコンの画面が明るすぎて見るのが辛い(視覚過敏)
  • 画面に人やチャットなど見るものが多くて疲れる(視覚過敏)
  • オンラインの音声が耳に痛い(聴覚過敏)
  • 複数の人が同時に話すと区別できない(聴覚過敏)
  • パソコン自体の音が耳に残ってつらい(聴覚過敏)

などが代表的なものです。

感覚過敏の人向け背景画像(日本語版)

そこで、zoomなどのオンライン通話の背景画像を作成しました。自由に画像を保存してご利用ください。(1600x900px)

感覚過敏の人向け背景画像(英語版)

感覚過敏の方への配慮画像(感覚過敏応援団Ver.)


使用例

背景画像を使うと、「辛い時は遠慮なく言ってくださいね」」とやさしい言葉をかけていただいたり、「早めに会議終わらせますね」と効率的な会議ができたり、「私の声の大きさ、大丈夫ですか?」と気にしていただけたり、本当にやさしい世界が広がっています。

そして、辛いのを我慢せずに、相談しやすくなったり、辛い時は「カメラオフで参加します」とい言いやすくなります。辛いことがいいやすくなる!これが目に見えない困りごとである感覚過敏にとって、とても大事なことだったります。

そして、感覚過敏がない方が、「私も(配慮を伝える感覚過敏応援団の)その背景使いますね」と言っくださる方も登場し、やさしさの連鎖が起きています。

是非、みなさんもご利用ください!

注意事項
・デザインの修正は禁止しております。
・当背景画像は個人使用を想定しております。販売や配布は禁止しています。
・使用許可は不要です。
・著作権は感覚過敏研究所に帰属します。

こちらも合わせてご覧ください

眩しい!疲れる!便利なオンライン授業・会議も、視覚過敏・聴覚過敏の人にはつらい――「思いやり画像」で、やさしい社会のきっかけづくりを(リタリコ発達ナビ・感覚過敏研究所・所長の加藤路瑛のコラム)

【視覚過敏対策】サングラスや偏光グラス、遮光カーテンなどの対策アイテムを使ってみました!

記事一覧

加藤 路瑛

株式会社クリスタルロード代表取締役社長。感覚過敏研究所・所長。食べることが苦手で給食を避けるために中学受験を決意。食べ物のにおい、味、舌触り、見た目などで気分が悪くなることが多い。レストランやカフェでの打ち合わせに困っている。教室や雑踏での騒しい声が苦手で頭痛や体調不良を起こす。衣服の重さに敏感。12歳で起業し、株式会社という箱を持っているならば、自分の困りごとを解決することで人の役に立てるのではないかと、感覚過敏研究所を立ち上げる。感覚過敏の困りごとを解消する商品やサービスを企画しながら、最終的にはテクノロジーでの解決を目指している。

関連記事一覧