こんにちは。感覚過敏研究所でインターンをしています。あおです。
今回は、12月〜1月に感覚過敏の当事者、その家族のコミニュティーで詠まれた”感覚過敏短歌”を、個人的に部門ごとに分け、紹介して行こうと思います。
感覚過敏の当事者・その家族のコミニュティー紹介
前回の短歌
今回、感覚過敏短歌は第一巻、第二巻に続く第三巻です。この感覚過敏短歌がなぜ出来たのか？なども知れますので、第一巻、第二巻を見ていない方は、ぜひご覧ください！
感覚過敏の当事者・その家族が詠む短歌
感覚過敏の方々が”あるある”と思っていただけるような短歌ばかりですので、楽しんでいただければと思います。
各感覚過敏部門（聴覚過敏・視覚過敏・触覚過敏）
聴覚過敏
耳栓を すると小声になる タイプ 意外と多いの しってるかい （うさ耳）
外出れば 音の刺激が 刺さりけり 静けさ求めて 家路を歩く （加藤路瑛）
かっこいい 羽なし縦型 扇風機 買ったはいいが 音に驚愕 （らどん）
雨音に 耳をすませば メロディーに 活かす環境 ほぼあらず （うさ耳）
静音の 掃除機探し 電器屋で いろいろ見たが 全部うるさい （らどん）
ワクチンを 打ったはいいが 生活音 動悸鼻息 耳耐えられず （かれん）
視覚過敏
視覚過敏 晴れの日よりも 雨が楽 雨上がりには 目が痛い（うさ耳）
サングラス 失礼だとは 思うけど 集中するため 許してくだされ（Yuya）
触覚過敏
ここいいな 休みや仕事が合っている しかし問題 制服の襟（こすもす）
オシャレや値段は二の次で探すは肌の快適さ（みしまじゅん）
あれじゃない これでもないよ なんか変 阿鼻叫喚の 靴下戦争（さき）
感覚過敏 季節部門
イヤーマフ 感覚過敏の 対策に ついでに寒さの 対策にもなる （究万(くま))
寒いなら 服を着ればと 言うけれど 服は重くて 冬でも薄着 （加藤路瑛）
ツリー出し オーナメントを 飾り付け 嬉しいはずが 反射に目をつぶる （かれん）
クリスマス パーティー出ても 食べられず 普通のごはん 食べたいな （加藤路瑛）
雪景色 晴れたあとに 辛いのは 眩しさなのさ 視覚過敏 （うさ耳）
感覚過敏 全体部門
SNS 想像以上に 広がった 感覚過敏の仲間と世界（ミィたん）
サングラス マスク着用 黒パーカー 怪しい姿に おもわれる（うさ耳）
今でさえ 感覚過敏を 知る人は 少ない事実に 気合い入れ（うさ耳）
過敏だが 活かせる幸せ ここにあり（うさ耳）
最後に
いかがでしたでしょうか。共感できるものはありましたか？また、感覚過敏について少しでも知れましたでしょうか？私はこの記事を書いている時に皆さんの短歌を読ませていただきました。日常での大変なことであったり、いい事であったりがわかりやすくみれて、詠む前よりも感覚過敏について知れた気がします。
そして、うさ耳さんの『今でさえ 感覚過敏を 知る人は 少ない事実に 気合い入れ』という短歌を聴き、確かにと感じました。私自身も最近、”感覚過敏”を知り、興味を持ったので、もっと多くの人に広まって欲しいと思います。
皆さんもぜひ、自分の思うことなど家族と一緒に”短歌”を詠んでみてください。
次回の感覚過敏短歌もお楽しみに！
お知らせ
感覚過敏研究所では、感覚過敏当事者と家族が無料で参加できるコミュニティ「かびんの森」を運営しています。詳細は以下のページからご確認ください。
https://kabin.life/kabinnomori
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