愛知県名古屋市にあるレゴランド・ジャパンでは、クールダウンルーム(カームダウン・クールダウンスペース)や感覚ガイドの設置など、センサリーフレンドリーな取り組みが行われています。
今回は、レゴランド・ジャパンのセンサリーフレンドリーな取り組みについて紹介します。
レゴランド・ジャパンに行ってきました!
クールダウンルーム

感覚過敏研究所のメンバーで、レゴランド・ジャパンに訪問させていただきました。入口を入ってすぐ右手にあるゲストサービスに、「クールダウンルーム」が設置されています。ルームを利用したい場合は、ゲストサービスの受付に申し出て、空いていればすぐに利用することができます。

クールダウンルームの中には、足を伸ばして休めるエリアと「カームダウンスペース」があり、かなり広いです。この、カームダウンスペースは感覚過敏研究所で納品させていただきました。
照明の調光もできるので自分が落ち着ける色や明るさに調整できます。さらに、レゴブロックをモチーフにした箱の中には、イヤーマフやセンサリートイが入っていて、自由に使うことができます。


感覚ガイド
レゴランド・ジャパンにある全アトラクションに、触覚、味覚、聴覚、臭覚、視覚の刺激の強さを、0から10の11段階で示した「感覚ガイド」が設置されています。


この感覚ガイドは、感覚過敏・認知差異に関わる専門家向けの研修・資格認定を行う国際的な組織である「International Board of Credentialing and Continuing Education Standards (IBCCES)」によって評価されたとのことです。
この感覚ガイドがあることで、感覚過敏の人はもちろん、各アトラクションの刺激の強さを一目で確認できます。事前に刺激の強さが分かるため、乗るかどうかを判断しやすく、多くの人に役立つ指標だと感じました。

その他の取り組み
他にもレゴランド・ジャパンでは、長時間アトラクションの列に並ぶことが難しい方のための「アシストアクセスパス」を導入したり、自閉スペクトラム症や感覚過敏を持つゲストへの対応について従業員研修を行うなどの取り組みが行われています。
その結果、認定試験で80%以上の合格が必要とされる中、2024年に93%の従業員が基準を満たし、日本のテーマパークとして初めて「認定自閉症センター」に認定されています。

所長レビュー
レゴランド・ジャパンさんから、カームダウンスペースを作っているとご連絡をいただいた時はとても嬉しかったです。もともと、レゴランド・ジャパンさんのアトラクションの「感覚ガイド」に興味があり、感覚に配慮のある場所としていつか訪問したいと思っていました。
レゴランド・ジャパンさんの「クールダウンルーム」は、部屋タイプで、その中にさらにカームダウンボックスを設置しています。理想的です。
通路にカームダウンボックスやパーテーションを設置する方法は、人通りや周辺の騒がしさ、天井からの照明などを広い空間で調整する必要があります。(現在、この調整をせず、とりあえず置いてみるという施設が多い現状です。もちろん、まずはやってみることが重要であることも承知しています)
ルームタイプは区切られた空間の中で調整がしやすいです。しかし、空き部屋に椅子がぽつんとあるようなカームダウンルームもありますし、調光できない部屋もあります。
部屋の中にカームダウンボックスを置く方法は、ルームでも落ち着けない際にさらに小さな空間に「こもれる」感じが良いのです!この「選択肢」がある状態を作ることが重要です。
レゴランド・ジャパンの「クールダウンルーム」は、良い先行事例になると思います。

引用/参考先
レゴランド・ジャパン「レゴランドⓇ・ジャパン、認定自閉症センター™(CAC)に認定」
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当研究所では、掲載させていただくすべての取り組みに対し、深く感謝と敬意を抱いております。ご理解いただけますと幸いです。
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注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。

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