大阪ヘルスケアパビリオンのセンサリーフレンドリーな取り組み(カームダウンルームとセンサリーマップ)

大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンでは、カームダウン・クールダウンやセンサリーマップなど、センサリーフレンドリーな取り組みが行われています。

この記事では、そんな大阪ヘルスケアパビリオンのセンサリーフレンドリーな取り組みについて紹介します。


この記事を書いた人

感覚過敏研究所 インターン
いうと

感覚過敏研究所では、X(Twitter)運営やセンサリールームやカームダウンボックスなどのコラム作成などを担当しています。感覚過敏の自覚症状はありませんが、所長のビジョンに賛同し、インターンとして参画しています。

カームダウン・クールダウンスペース

大阪ヘルスケアパビリオンの館内には、壁と床がやわらかい素材で覆われているカームダウンスペースが2つ設置されています。このカームダウンスペースは、必要とする場合に、予約なしで自由に利用することができます。

【1階のカームダウンスペース】


【2階のカームダウンスペース】

カームダウンスペースのある場所

大阪ヘルスケアパビリオンの1階と2階に、部屋型のカームダウンスペースが用意されています。1階は予約不要の自由入場エリアなので誰でも利用できますが、2階は予約必須のリボーン体験の参加者しか利用できません。

写真引用:大阪ヘルスケアパビリオン「カームダウン・クールダウンルーム」

センサリーマップ

大阪ヘルスケアパビリオンには、センサリーマップが用意されており、以下の項目が示されています。

  • 明るい場所
  • 音がある場所
  • ニオイがある場所
  • 暗い場所
  • 混雑しやすい場所
  • 救護室
  • カームダウン・クールダウンスペース
  • 座れる場所
写真引用:大阪ヘルスケアパビリオン「センサリーマップ」

なお、当センサリーマップの作成は、感覚過敏研究所が現地視察し、作成に協力させていただきました。(万博オープン前のため来場者がいない状態での調査となっております)

それ以外の取り組み

期間限定の取り組みかもしれませんが、大阪ヘルスケアパビリオン1階の「リボーン体験」と自由入場エリアの待機列付近に、カームダウンスペースを紹介するパネルが設置されていました。

またUDひろばというコーナーでは、ユニバーサルデザインに関する展示がされており、その中に、カームダウンスペースを紹介する展示もありました。

感覚過敏研究所所長・加藤のレビュー

大阪ヘルスケアパビリオンは、大阪万博の中でもユニバーサルデザインに一番力を注いでいるパビリオンだと思います。それは万博オープン前から、UD推進チームが結成され、障害のある方々との意見交換やワークショップを実施していることからも見えてきます。当事者の声を聞きながら空間や建築設計していく手法は重要視されており、とても良いモデルケースになるでしょう。

私もパビリオンから依頼をいただき、2024年12月、2025年3月の2回、準備中のパビリオンに訪問し、センサリーマップ作りに協力させていただきました。

【カームダウン・クールダウンルームのレビュー】

大阪ヘルスケアパビリオンのカームダウン・クールダウンルームは1階と2階に用意しれています。1階は大きな部屋で横になれるマットもあります。2階は小部屋タイプで椅子が置かれています。どちらも、壁はやわらかいクッションで、空調や緊急呼び出しのボタンも装備されています。

私がいいなと思ったのが照明です。まず、照明の光が直接、目に入らないように間接照明になっており、明るさの調整だけでなく、白〜オレンジに調色(しぼり調整)できる点です。調光できるカームダウンスペースは万博内にも用意されていますが、照明の向きや調色の配慮まであるスペースは少ないです。

また、認知されていないカームダウンスペースの啓発活動も万博期間中に積極的に行ってくださっています。このようなスペースの提供と啓発活動をしてくださる関係者の皆様に心からお礼を申し上げます。

SNSを見ていると、大阪ヘルスケアパビリオンのカームダウンルームを利用されたと投稿を見かけます。必要な方に利用されており、万博会場の中でも良い参考事例になってる思います。

所長レビュー

jiei kato

感覚過敏研究所 所長
加藤 路瑛

自分の困りごとである「感覚過敏」の課題解決に向き合い、2020年1月に感覚過敏研究所を設立。感覚過敏がある人たちが暮らしやすい社会を作ることを目指し、商品・サービスの開発・販売、感覚過敏の研究や啓発に力を注いでいる。所長挨拶はこちらから

引用/参考先

大阪ヘルスケアパビリオン「カームダウン・クールダウンルーム」

大阪ヘルスケアパビリオン「センサリーマップ」

スポット情報

大阪ヘルスケアパビリオン
〒554-0044 大阪府大阪市此花区夢洲中1丁目
https://2025osaka-pavilion.jp/

五感にやさしい空間事例に関するコラムポリシー

感覚過敏研究所では国内外のセンサリーフレンドリーな取り組みを体験レポートやケーススタディーとしてコラム掲載しております。

注意1:コラムの種類

当サイトの五感にやさしい空間事例に関するコラムには、以下の2種類があります。

  1. 取材や体験をもとにしたコラム
  2. 公式サイト・メディア・SNSなどで公開されている情報をもとにしたコラム

この分野の情報はまだ少なく、本サイトではできるだけ多くの有益な情報を発信することを目的としています。

注意2:取り組み事例へのレビュー

事例紹介では、体験者や当研究長スタッフや所長、有識者によるレビューとして、問題点や改善点を記載させていただく場合があります。これは取り組みを否定・批判する意図ではなく、五感にやさしい空間を社会に増やしていくための建設的な意見としてお伝えするものです。

当研究所では、掲載させていただくすべての取り組みに対し、深く感謝と敬意を抱いております。ご理解いただけますと幸いです。

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注)当記事は日本社会に向けて、クワイエットアワー、センサリールーム、カームダウンスペース、センサリーマップ、センサリーフレンドリーな商品の重要性をお伝えするものです。感覚過敏研究所SDI推進室が取り組んだ実績ではございませんので、ご了承ください。

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