感覚過敏があると学校生活の様々なことに困ることがあり、それが原因で不登校になることもあります。感覚過敏があっても、快適な学校生活をおくるために、学校に相談し「合理的配慮」を受けるという選択肢もあります。
今回は、視覚過敏がある当事者やその保護者に向けて、学校での視覚過敏の合理的配慮について紹介します。
合理的配慮について
合理的配慮については、こちらのコラムで紹介しています。
視覚過敏のある子どもが学校で苦手なこと
一言に視覚過敏といっても、人それぞれ苦手なことは異なりますが、白い紙や太陽などの眩しいものが苦手な方が多い印象です。例えば、白いプリントやノート、パソコンやプロジェクターを使った学習、外での活動などで困ることも多いです。
また特に小さな子どもの場合、つらさを言語化し、まわりの大人にSOSを出すことが難しいです。
そのため視覚過敏を抱える子どもたちにとって、学校生活は想像以上に負担が掛かります。少しでも快適な学校生活をおくるための合理的配慮が必要です。
当事者・保護者の声
感覚過敏コミュニティ「かびんの森」では、視覚過敏のある子どもの学校関連での困りごとについて、以下のような声や悩みが投稿されています。
学校での視覚過敏の合理的配慮について
学校での視覚過敏の合理的配慮の例としては、以下4つが挙げられます。
- 環境調整
- 白以外の紙を使用
- カラーレンズ・サングラスの使用
- 避難できる場所を用意してもらう
環境調整
席替えの際に、直射日光が入りにくい席にしてもらうなどの環境調整によって、視覚過敏によるつらさを軽減させることができます。
白以外の紙を使用
学校では白いプリントやノートを使うことが多いですが、視覚過敏のあるお子様にとっては眩しく感じることがあります。カラーノートなどの白い紙を使うことによって、眩しさを緩和させることができます。
カラーレンズ・サングラスの使用
光の眩しさををガードするメガネとして、カラーレンズ・サングラスを使用するのがオススメです。
避難できる場所を用意してもらう
どうしてもつらいときに、避難できる場所を用意があると安心です。
どこかに避難できる場所をつくってもらえないか、廊下や空き教室などに避難してもいいかなど相談してみてください。
避難できる場所をつくる場合、市販のテントやカームダウンボックスを利用したり、ダンボールなどで自作するのがオススメです。それぞれの特徴をまとめてみました。
感覚過敏研究所でご提案できること
mahoraノート
感覚過敏研究所では、白いノートがまぶしいと感じている視覚過敏の方の目にやさしい「mahoraノート」を取り扱っています。
オーバーレイ・リーディーングトラッカー
感覚過敏研究所では、白い紙を使うときに、紙全体の眩しさを緩和できる「オーバーレイ」や、読みたい文字に当てて使う読書補助具「リーディングトラッカー」を取り扱っています。
イノチグラス
感覚過敏研究所では、オススメできるカラーレンズとして「イノチグラス」を取り扱っています。
感覚過敏相談シート
感覚過敏研究所では、保護者の方がお子様の感覚過敏について学校に相談する時に使用できる「感覚過敏相談シート」を作成し、無料公開しています。
以下のサイトより、無料でダウンロード可能です。
視覚過敏のマーク
感覚過敏研究所では、視覚過敏について表すマークを作成し、缶バッジなどの商品として、オンラインストアで販売しています。
バッグに缶バッジをつけたりすることで、視覚過敏があることを知ってもらいやすくなります。またダウンロード版も販売しており、個人使用であれば、紙に印刷して利用したり、グッズの作成も可能です。
カームダウンボックス
感覚過敏研究所オンラインストアにて、カームダウンボックスを取り扱っています。
視覚過敏とは
感覚過敏研究所が視覚過敏にお悩みの方へできること
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白い紙がまぶしい方へのオススメ商品
白い紙がまぶしい方へのオススメ商品
ページオーバーレイやカラーノートなど、白い紙がまぶしい方へのオススメ商品を取り揃えています。
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感覚過敏に関する書籍
感覚過敏に関する書籍
感覚過敏研究所の所長、加藤路瑛の著書。感覚過敏の当事者生と中高生の視点から感覚過敏に関する本を2冊出版しています。
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視覚過敏に関するコラム
視覚過敏に関するコラム
視覚過敏に関するコラムを発信中です。参考にあるものがあれば嬉しいです。
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感覚過敏研究所オンラインストア
感覚過敏研究所オンラインストア
視覚過敏缶バッジをはじめ、視覚過敏の方に役に立つ商品を紹介・販売しています。
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感覚過敏コミュニティ「かびんの森」
感覚過敏コミュニティ「かびんの森」
視覚過敏の仲間がたくさん参加しています。
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感覚過敏缶バッジ・シール
感覚過敏缶バッジ・シール
視覚過敏缶バッジ、ダウンロードコンテンツを販売しています。視覚過敏の困りごとをさりげなく伝えたり、会話のきっかけにもなります。また、「つけておくと安心」というお守りのような存在にもなっています。
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アパレルブランドKANKAKU FACTORY
アパレルブランドKANKAKU FACTORY
カームダウンパーカーはフードが大きく、刺激から逃れたい時に便利なアイテムです。感覚過敏の方のために細部にこだわった逸品です。
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感覚を才能にシリーズ!感覚のゲーム
感覚を才能にシリーズ!感覚のゲーム
感覚を使ったゲームです。視覚を使ったゲームもあります。小さな変化に気がつける過敏さを少しポジティブに感じていただける体験をしていただけたらと思っています。
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イノチグラスのカラーレンズ
イノチグラスのカラーレンズ
感覚過敏研究所では感覚過敏の課題解決のためにイノチグラスのカラーレンズを取り扱っています。人によって眩しくないレンズの色は違います。レンズ測定はイノチグラスのカラーサポーターでもある所長・加藤が担当します。
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病院が苦手な人のための感覚過敏相談シート
病院が苦手な人のための感覚過敏相談シート
感覚過敏があると病院や歯科医院に行くのも大変です。病院受診の際に相談できる「感覚過敏相談シート」を作成し、無料公開しています。どなたでもダウンロードしてご利用いただけます。
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教育機関(学校)向け感覚過敏相談シート
教育機関(学校)向け感覚過敏相談シート
感覚過敏研究所では、保護者の方がお子様の感覚過敏について学校に相談する時に使用できる「感覚過敏相談シート」を作成し、無料公開しています。どなたでもダウンロードしてご利用いただけます。
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SDI推進室(センサリーダイバーシティ&インクルージョン)
SDI推進室(センサリーダイバーシティ&インクルージョン)
センサリーインクルーシブな社会に向けて、「センサリールーム」「カームダウンスペース」「クワイエットアワー」「センサリーマップ」の企画・提案・コンサルティングなどを行なっています。関連商品の販売を行なっています。
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感覚過敏あるある漫画
感覚過敏あるある漫画
感覚過敏研究所がお届けする感覚過敏あるある漫画。毎月10日に1話、インスタグラムとXで公開しています!「あーわかる」「それそれ」「あるある」と読んでいただけると嬉しいです。
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お知らせ
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感覚過敏研究所の取り組みのお知らせや、メディア出演、イベント登壇など、さまざまな活動報告や事前情報を発信しています。感覚過敏の情報は少ないため、感覚過敏に関するポータルサイトを目指してします。
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加藤所長のX(旧Twitter)
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