「横浜市中央図書館」のカームダウン・クールダウンスペース【ケーススタディ】

カームダウン・クールダウンスペースとは、光や音などの感覚の刺激を遮断することで、感覚過敏によるストレスの軽減やパニックの回避やクールダウンに使用できるスペースです。今回は、横浜市中央図書館にあるカームダウンスペースについて紹介します。


この記事を書いた人

感覚過敏研究所 インターン
いうと

感覚過敏研究所では、X(Twitter)運営やセンサリールームやカームダウンボックスなどのコラム作成などを担当しています。感覚過敏の自覚症状はありませんが、所長のビジョンに賛同し、インターンとして参画しています。

横浜市中央図書館のカームダウン・クールダウンスペースについて

横浜市中央図書館は2025年4月に一部リニューアルされ、未就学児のお子さんとその保護者の方が使える「おやこフロア」が1階にオープンしました。「おやこフロア」には、授乳室と兼ねたカームダウンスペースがあり、小さなお子さんを連れた方が安心して過ごせる工夫がされています。

なお原則大人のみでの入場はできず、見学したい場合には事前予約が必要です。

写真引用:横浜市教育委員会公式note

感覚過敏研究所の所長・加藤のレビュー

小さなお子さま対象のフロアにあり、かつ、授乳室に併設されていますので、お子さまを対象にしたカームダウンスペースとして設計されたものだと思います。

感覚過敏研究所でカームダウンスペースをアドバイスさせていただくときには、大きく分けて3つのポイントを確認しています。

①周囲の視線を気にせずに休憩できるか?
②減光できるか?
③減音できるか?

この視点で見ますと、この空間は①は満たしています。

②の減光に関しては、公開されている情報だけでは判断できませんでした。部屋型のカームダウンルームの場合は、調光・調色できる照明が理想的です。

③の減音に関しては、フロアが騒がしい場合は音源から遠くなりますが、授乳室に他の利用者がいた場合、逆に音が大きく感じられることが多いかもしれません。聴覚過敏の方々の中で、赤ちゃんの泣き声がつらい方や、子どもの高い声が苦手という方も少なくありません。ですから、授乳室とは別の場所にカームダウンエリアがあるといいなと思います。

とは言え、それは理想論であって、カームダウンスペースは上記の①②③を完全に満たさないといけないわけではありません。現在、カームダウンスペースの条件や基準は明確にないのです。

ですので、まずはカームダウンスペースを作ってみる。そして、そこから環境整備や運用方法を試行錯誤することが大切です。横浜市中央図書館のカームダウンスペースを視察して、意見交換できる機会があればいいなと思ってます。

引用/参考先

横浜市「のげやま子ども図書館「おやこフロア」」

横浜市教育委員会公式note「子連れで楽しめる! リニューアルした横浜市の図書館がすごい」

スポット情報

横浜市中央図書館
〒220-0032 神奈川県横浜市西区老松町1
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/kyodo-manabi/library/tshokan/central/

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注意2:取り組み事例へのレビュー

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当研究所では、掲載させていただくすべての取り組みに対し、深く感謝と敬意を抱いております。ご理解いただけますと幸いです。

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