「日本ガイシホール」のカームダウン・クールダウンスペース

カームダウン・クールダウンスペースとは、光や音などの感覚の刺激を遮断することで、感覚過敏によるストレスの軽減やパニックの回避やクールダウンに使用できるスペースです。

今回は、2026年2月1日にリニューアルオープンした「日本ガイシホール」のカームダウン・クールダウンスペースについて紹介します。(なお、近隣にあるガイシアリーナとは別の施設です)


この記事を書いた人

感覚過敏研究所 インターン
いうと

感覚過敏研究所では、X(Twitter)運営やセンサリールームやカームダウンボックスなどのコラム作成などを担当しています。感覚過敏の自覚症状はありませんが、所長のビジョンに賛同し、インターンとして参画しています。

実際に見に行ってきました!カームダウンスペース体験ルポ

リニューアルオープンの当日、2月1日にガイシホールへ行ってきました!

設置場所について

カームダウンスペースは、GATE14とGATE15の付近にあります。私が確認した限り、会場内や、マップにカームダウンスペースの案内がなかったので、やや場所が分かりづらい印象でした。

カームダウンスペースの入口には、このような表示がされています。「この部屋は、気持ちを静めるための部屋です。みなさまのご配慮をお願いいたします」と書いてあり、カームダウンスペースを知らない人にも分かりやすいなと感じました。

カームダウンスペースについて

カームダウンスペースは部屋型になっています。空室パネルなどは設置されていないので、小窓から中に誰もいないことを確認し、入りました。ドアは重ためなので、お子様や力の弱い方は開けづらいかもしれません。

中には5つのパイプ椅子が置いてあり、部屋の中をカーテンで仕切れるようになっています。部屋は広いので、家族でも利用しやすいと思いました。

カーテンで仕切ると、このように空間を分けて使えるようになっています。

カームダウンスペースに入ったときは、電気は消されていました。しかし室温と明るさを調整することができるので、必要に応じて電気をつけることも可能です。

また壁には、六角形の吸音パネルとペンギンのステッカーがいくつか貼られています。

ライター・いうとのレビュー

2026年アジアパラ競技大会の会場となる施設では、カームダウンスペースの設置が進んでいます。日本ガイシホールもその一つです。

実際に訪れてみると、カームダウンスペースは広くて利用しやすく、吸音パネルやペンギンのシールなどもあり、利用者視点に立って工夫されているなと感じました。広さがあるので、横になって休めるような使い方もできたらさらに良いなと思いました。

ただ、椅子がパイプ椅子だったため、長時間落ち着いて過ごすには少し硬く感じました。もう少し違う素材の椅子のほうがリラックスできるかなと思います。

現在は表示があるのかもしれませんが、私が訪問したリニューアルオープン当日にはカームダウンスペースの案内表示がなく、事前に情報を知っていないと場所が分かりづらいとも感じました。

また、安全上の理由もあると思いますが、鍵や空室表示がないため、利用中に誰かが入ってくるのではないかという不安は残ります。小窓についても、外から覗かれるのではと気になる人もいると思うので、内側から塞げるようになればさらに安心できるのではないかと思います。

しかしカームダウンスペースを設置したという取り組み自体、幅広い人が施設を利用するうえで、とても大切だと思います。設置していただいたことが何より嬉しいです。アジア・アジアパラ競技大会をきっかけに、愛知県内でこうした取り組みがもっと広がっていけばいいなと思います。

スポット情報

日本ガイシホール
〒457-0833 愛知県名古屋市南区東又兵ヱ町5丁目1-16
https://www.shigamuseum.jp/

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